グループ・サステナビリティオフィサーメッセージ
住友生命の果たすべき役割とサステナビリティ経営
住友生命は、1907年の創業以来変わらないパーパス(存在意義)として、「社会公共の福祉に貢献する」ことを掲げています。生命保険会社として、人生における万が一のできごとに対して経済的保障を提供することで、お客さまとそのご家族に「安心」をお届けし、その価値を社会全体に広げてきました。
一方で、社会の持続可能性を考えてみますと、世界的に、将来の不確実性が高まり、近年の情勢も複雑化する中、当社が果たすべき役割も変化してきています。生命保険による「安心」の提供に加え、健康寿命の延伸や人権尊重などの社会的課題への対応、さらには脱炭素社会への移行、自然資本・生物多様性の保全といった環境問題への取組みも重要です。
当社のサステナビリティ経営方針では、『豊かで明るい健康長寿社会の実現』と『持続可能な社会の実現』を掲げています。また、その実現のために、「住友生命グループVision2030」では「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」を目指すこととしており、生命保険や健康増進プログラム「Vitality」などのサービスでお客さまのウェルビーイング実現を支えるとともに、社会や地球環境、ビジネスパートナーや従業員といった、より幅広いステークホルダーのウェルビーイング向上にも取り組んでいます。
社会・地球環境のウェルビーイングに向けた取組み
住友生命では、経営方針にもとづくサステナビリティ重要項目(マテリアリティ)への取組みを通じ、社会・環境課題の解決への貢献を進めています。取組みの推進にあたっては、グループ・サステナビリティオフィサーを議長とする「社会・環境サステナビリティ推進協議会」において、部門横断的な議論を重ねています。そして、気候変動問題や自然資本・生物多様性の保全、責任投資活動、人権・人的資本の取組みなど多岐にわたる分野で、着実な実行につなげています。
気候変動への対応については、住友生命グループ全体で温室効果ガス(GHG)排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を掲げ、GHG排出削減に取り組んでいます。また自然資本・生物多様性の分野では、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の提言に基づき、リスク評価と情報開示を進めています。
さらに、お客さまからお預かりした資産を運用するにあたっては、機関投資家として、サステナビリティを考慮した責任投資を推進しています。ESG(環境・社会・ガバナンス)をテーマとした投融資については、2025年までの3年間での目標額を1兆円に引き上げ、再生可能エネルギーなどの分野への資金供給を行っています。
社会課題への対応としては、当社の事業活動のすべてのプロセスにおける人権尊重の取組みを推進しています。また、ステークホルダーのウェルビーイング向上を持続的に実現していくため、「職員(人)」を「財(たから)」と位置づけた「人財共育」にも注力しています。
住友生命グループは、社会的責任のある企業グループとして、サステナビリティ経営をさらに推進し、社会・環境課題の解決に積極的に取り組むことで、持続可能な社会の実現に全力で貢献してまいります。
