イノベーションへの挑戦

オープンイノベーションの推進(CVC)

 住友生命は、長期的な視点に立った企業変革の取組み(未来投資)の一環として、オープンイノベーションを通じたお客さまの利便性向上や社会課題の解決につながる新しいビジネス・サービスの創出に取り組んでいます。これまで、オープンイノベーション推進組織を設置し、ベンチャーキャピタルファンド投資や様々な技術や知見、ネットワークを持つ企業等との事業共創に取り組んできましたが、オープンイノベーションによる新たな価値創造を加速するため、2020年11月にCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるSUMISEI  INNOVATION  FUNDを設立しました。

SUMISEI  INNOVATION  FUNDとは

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 CVCは、将来性のあるスタートアップ企業への投資を通じて、事業共創を効率的・効果的に推進する仕組みです。SUMISEI  INNOVATION  FUNDは、豊富なスタートアップ企業への投資・支援経験を有するSBIインベストメント株式会社の運営支援により、投資先企業との事業共創を推進するCVCです。

 SUMISEI  INNOVATION  FUNDを通じた事業共創により、“住友生命「Vitality」”の進化、「体の健康」だけでなく「体・心・社会的健康」を目指す「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」に貢献するサービスの提供、 新しいテクノロジーやサービスを活用した「お客さまと保険会社の新たな接点」の創出等を実現していきます。

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アクサ生命との提携による介護関連サービス「ウェルエイジングサポートあすのえがお」の全国展開

 アクサ生命保険株式会社とともに検討・構築した介護関連プラットフォーム「ウェルエイジングサポートあすのえがお」のサービス提供を東京・大阪周辺の一部支社・営業部で先行実施していましたが、利用者に高く評価いただいていることから、より多くのお客さまにサービスをご提供するため2021年4月に全国での提供を開始しました。

 このサービスでは、専用コールセンターでケアマネジャー等の介護の専門家が介護に関するお客さまのお悩みやご相談に専門的な視点からアドバイスします。また、情報の選別が難しい公的介護保険外のサービスの利用についても、提携する介護関連事業者のサービスをご案内することで、介護をする方・される方の双方がより良い暮らしを送ることをサポートします。

 今後も、こうしたサービスの提供を通じて介護事業に関する知見の蓄積を進めるとともに、お客さまによるご利用の状況を確認しながら、介護分野における魅力あるソリューションの提供を目指して、サービス内容の充実に取り組む予定です。