Vitality・健康の価値

 生命保険は従来、経済的な保障による「安心」をお客さまに提供してきました。これから先の未来を見据えた時、この「安心」の領域は一層広がっていきます。“住友生命「Vitality」”を中心に、「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」に貢献するサービスを様々なパートナー企業とも連携しながらエコシステムとして展開することで、未来に続く住友生命ならではの価値を実現していきます。

“ 住友生命「Vitality」”とは

 2018年7月に発売した健康増進型保険“住友生命「Vitality」”は、継続的に健康増進活動に取り組むことをサポートするVitality健康プログラム※1を生命保険に組み込んだ商品です。働けなくなったときのリスクに備える「未来デザイン1UP」やがん罹患後の再発の不安等に備える新商品「がんPLUS ALIVE」をはじめとした保険本来の保障に加え、お客さまの日々の健康増進活動を包括的に評価し、毎年の取組実績に基づき判定されたステータスに応じて保険料の割引※2を受けることができます。また、フィットネスジムの月会費割引や旅行の割引などの様々な特典(リワード)によって、お客さまの健康増進への取組みをサポートする商品です。

※1 Vitality健康プログラムの利用については、保険料とは別にVitality利用料が必要になります。

※2 保険料は割引になるケースだけでなく、ステータスによって割増になることもあります。

repo2021webvitality1

“ 住友生命「Vitality」”の全体像

repo2021webvitality2

「 Vitality」とは ~世界26の国と地域で行われている健康プログラム~

 「V i t a l i t y」は、南アフリカの金融サービス会社Discovery Ltd. (ディスカバリー)が開発し、1997年より20年以上に亘り、南アフリカで販売されています。また南アフリカのほか、イギリス、アメリカ、中国、シンガポール、オーストラリア、ドイツ、日本等、26の国と地域で、約2,170万人(2020年12月末時点)に提供されています。なお、日本では住友生命が独占契約を結んでいます。

repo2021webvitality3

“ 住友生命「Vitality」”加入者の歩数・健康診断結果およびアンケート調査結果

 住友生命は、Vitality会員の歩数・健康診断結果に関する調査とアンケート調査を実施しました。

 その結果、加入前よりも運動する機会や日々の歩数が増加した方が約81%を占め、日々の歩数は加入時から約9%増加し、3年経過した時点でもその水準が維持されています。

 また、健康診断結果は、加入時に血圧値が高め(収縮期血圧値140mmHg以上)とされていた方の約44%が10mmHg以上減少、血糖値が高め(126mg/dl以上)とされていた方の約31%が10mg/dl以上減少、LDLコレステロールが高め(140mg/dl以上)とされていた方の約39%が10mg/dl以上減少していることが分かりました。

repo2021webvitality4

リワードパートナー企業の拡大

 2020年度にはイオンリテール株式会社・イオン東北株式会社と提携し、本州・四国でヘルシーフード特典の提供を開始したほか、人間ドック・健診予約サイトを運営するマーソ株式会社や、『ポケモン GO』を手掛けるナイアンティック(Niantic, Inc.)と提携を行った結果、パートナー企業は、“住友生命「Vitality」”発売当初の11社から、17社に増加しました。

 お客さまがより楽しんで健康増進活動に取り組むことができるよう、今後も多様なパートナー企業との提携を通じて、様々な特典(リワード)の拡充に努めていきます。

repo2021webvitality5-1

repo2021webvitality5-2

Vitality健康プログラム単独での提供(体験版)


repo2021webvitality6

 2021年4月から、コロナ禍における運動習慣のきっかけ作りや生命保険にご加入できないお客さまにもVitalityの魅力を実感いただくことを目的に、生命保険に加入することなく、Vitality健康プログラムの一部(アクティブチャレンジ等)を期間限定・無償で体験いただける取組みを試験的に行っています。

 現在は、営業職員経由での個人への提供(個人体験版)と、企業の健康経営推進のサポートの一環としての従業員への提供(企業型)の2つの類型で主に実施しています。

 今後、より一層、Vitality健康プログラムをお客さまの健康増進に資する形でご活用いただけるよう、研究・検討を進めていきます。

repo2021webvitality7

WaaS(Well-being as a Service)の拡大

 住友生命は、「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」を支えるサービスをエコシステムとして展開することで、未来に続く住友生命ならではの価値を実現していくとともに、今後、更にこれを推し進め、WaaS(Well-being as a Service)の領域を拡大していきます。

 具体的には、WaaSの中核となるVitalityによる「健康増進」を一層推進していくことに加え、オープンイノベーションによる新規事業/サービスの開発の方向性として、人生100年時代において誰もが経験する「病」と「老」の課題解決を進めていきます。疾病があってもよりよく生きるための「Disease Management」サービス、齢を重ねる中でもよりよく生きるための「Well-Aging」サービス、加齢に伴う様々な課題にポジティブに向き合いよりよく生きるための「Wellness Life」サービスの開発に取り組んでいきます。

 今後、より一層、Vitality健康プログラムをお客さまの健康増進に資する形でご活用いただけるよう、研究・検討を進めていきます。

 住友生命は、精神的、社会的、経済的に満たされた「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」の実現に寄与していきます。

repo2021webvitality8