職員のウェルビーイングな姿を実現する人財共育の方針

動的な人財ポートフォリオの構築

新コンピテンシー運営

 これまで、各部門と事業戦略の実現に必要な人財のTOBE(目指す姿)を策定し、AS IS(現状)とのギャップを把握し、そのギャップを埋めるための施策を検討してきました。

 今年度、自律的なキャリアプランニングにおける指針となるよう、従来のコンピテンシー運営をブラッシュアップし、「目指す人財像」としての「新コンピテンシー」を定めました。

 全職員に共通して必要となる「スミセイコンピテンシー」、職制ごとに求められる「職種別共通コンピテンシー」、各部門の求める人財像となる「専門コンピテンシー」の3つに分類しています。

 各コンピテンシーは、時代とともに変化する「求められる人財像」に応じて、今後もブラッシュアップしていく予定です。

管理職共育とキャリア支援

 各組織において、人財共育を担うキーパーソンとなるのは管理職であると考え、「職種別共通コンピテンシー」の中に「管理職のコンピテンシー」を定めました。 

 全管理職を対象とした「キャリアプラン策定支援事前説明会」からスタートし、メンバー全員が自分の将来を想像し、キャリアプランを策定することへの支援を進めていきます。その他、各サポートやツールを活用し、自律的なキャリアプランニングを目指しています。

キャリアプランガイドBOOK

 職員のありたい姿の実現に向けて、キャリア開発に関する情報を網羅的に記載した「キャリアプランガイドBOOK」を新規に策定しました。

 「ありたい姿の顕在化」、「自身の現状把握・目標設定」、「キャリアパスの確認」、「計画的な能力開発」の流れに沿って構成しています。

 これまでのキャリアの棚卸しや、コンピテンシーの習得状況の確認ができるワークシートを元に、所属長とメンバーの「対話」のきっかけとしての活用を目指しています。

キャリアプランガイドブック

リスキル・学び直し

自律的なキャリアプランニング

 自身のこれまでのキャリアを見つめ直し、今後のキャリアを考えるとともに、その実現のための学び直しの契機とすべく、以下の研修を行っています。

キャリアプランニング研修・管理職向け説明会

 対象者向けにキャリアプランニングの重要性や策定のプロセスをガイダンスする研修をスタートしました。また、その支援者である管理職向けにも、事前説明会を実施しています。

キャリアデザイン研修

 入社18年目を迎える総合キャリア職員を対象に実施しています。現在会社の重要な職務を担っている40歳前後の職員が、自らの価値観を再確認し、今後のキャリアについての視野を拡げ、自己の強みを拡大させることを目的に開催しています。

キャリアサポート研修

 2022年度から導入した定年延長にともない、65歳まで引き続き活躍ができるよう、55歳となる総合キャリア職員を対象に実施しています。これまでの経験や強みを整理し、今後のキャリアを考え、行動を明確にすることで、より前向きに職務に取り組むことを目的に開催しています。

自己研鑽をサポートする取組み

 職員一人ひとりが能力アップを図り、お客さま本位の業務への転換・営業現場へのサポートの充実を図る観点、また自身の自律的なキャリア形成を支援する観点から、自己研鑽に対する各種支援メニューを整備しています。

自己啓発費用サポート

 一人ひとりの更なる自己成長の促進と、生産性の向上に向けて、職員の自己研鑽を推進・支援する観点から、受講する通信・通学講座、ビジネススクール、社外セミナー等について、受講費用の一部補助を行っています。 2022年度から年間上限額が10万円から20万円となり、利用者数も昨年比3倍、かつ幅広い年齢で増加しています。

自己啓発費用サポート

e-ラーニング

 ビジネスに必要なスキルを15のテーマから選び、スキマ時間を活用して、個人スマートフォンやタブレット・パソコンからいつでも気軽に学べる体制を整えています。